豚革・ピッグレザー・ピッグスキン

豚革・ピッグレザー・ピッグスキン

簡単に説明するよ

豚革・ピッグレザー・ピッグスキンとは

 豚の皮を鞣した革のこと

です。

牛革の次に多く使われているレザーで、通気性や耐摩耗性に優れている、

使い勝手の良い革で、革製品の内装などによく使われています。

詳しく説明するよ

どんな革?

革の名称は主に3パターンで決められています。

・なんの動物の革か

・どの部位の革か

・どうやって鞣した革か

その中で豚の皮から鞣した皮革全てをピッグレザーまたはピッグスキンと言います。

どの部位でも、どう鞣してもすべてピッグレザーです。

特徴

豚革の特徴は

・通気性、耐摩耗性に優れており、

・毛穴が3つずつ並んでおり、革の裏面まで貫通していて、

独特なシボがあります。

豚革は非常に丈夫で、使い勝手の良いレザーです。

貫通した毛穴によって通気性が非常によく、カビにくいので靴や財布の内装に向いています。

また、牛や羊などの他の哺乳類の皮革は革の床面(ザラザラな方)に行くほどもろくなりますが、

豚革はほとんど変わらないため頑丈です。

外見的な特徴では、毛穴が3つずつでまとまっています。

上の画像を見ると、黒い点がたくさんありますが、三角形になるようにそれぞれがまとまっています。

そしてシボ(革にある凸凹)が大きく、シボの上にシボがあります。

そのため、実用性は高いものの、見た目はあまり評価されておらず、

あまり人気が無く、

外装に使われることは多くはありません

エイジングの仕方は牛革と似ており、徐々に色濃く、艶が出てきます。

加工の違いでいくつか種類があります。代表的なのは、

アメ豚

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グレージング(摩擦加工)をし、艶を強く出したレザーです。

シボがつぶれて、見た目も手触りも高級感があり、裏地に使われることが多いです。

ピッグスエード

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『スエード』と言うと、豚革が使われていることが多いです。

豚革は繊維が詰まっているので、起毛加工をするスエードに適しています。

豚ヌメ革

牛のヌメ革のように、繊維を平らに馴らしたレザーです。

財布などの小物の外装に使われます。

ピッグレザー・ピッグスキンの特徴

通気性や耐摩耗性に優れていますが、見た目が滑らかでないので、

湿気が溜まりやすく外から見えない内装に使われることが多いです。

外装に使用される豚革の多くはスエード加工されており、逆にスエードはほとんどが豚革です。

まとめるよ

ピッグレザー・ピッグスキンは豚の皮革の総称。

実用性に優れているが、見た目の人気が低いため、内装もしくはスエード加工して使われることが多い

革好き3流エンジニア
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