羊革・シープスキン・ラムレザー
簡単に説明するよ
羊革とは
羊の皮を鞣した革のこと
です。
羊革の中でも種類があり、
生後1年以上の羊革を『シープスキン』
生後半年以上、1年未満の羊革を『ラムスキン』
生後半年以内の羊革を『ベビーラムスキン』と言います。
詳しく説明するよ
どんな革?
革の名称は主に3パターンで決められています。
・なんの動物の革か
・どの部位の革か
・どうやって鞣した革か
その中で羊の皮から鞣した皮革の総称を羊革と言います。
年齢ごとに名前が変わり、若い順にベビーラム、ラム、シープと呼び方が変わります。
特徴
羊革の特徴は
・しなやかできめ細かく、
・保温性が高く、
・薄さと軽さに優れています。
羊革は柔らかく手触りの良いレザーです。
しっとりと手に吸い付くような優しい質感で、よくレザージャケットやレザーグローブに使われます。
羊はヘアーシープとウールシープの2種類がありますが、革製品に使われているのはほぼヘアーシープです。
ヘアーシープは熱帯地域に生息する山羊に似た羊で、革質が良く、毛質が悪いのが特徴です。
反対にウールシープは羊毛を取るために飼育された羊で、革質が悪く、毛質が良いです。
質感は非常に山羊革と似ており、特徴も似ています。
山羊革の方が繊維が緻密で頑丈ですが、羊革の方が保温性に優れています。
そのため、羊革は防寒用の素材として非常に有用です。
他の革同様、年齢が若いほどキメが細かく、柔らかく、高価です。
ラムレザーやベビーラムは傷もほぼ無く、見た目にも高級感があり、高級手袋や高級ジャケットに使われます。
その反面、革製品によく使われる牛革や、似た特製の山羊革よりも
・強度で劣ります。
手入れや使用頻度にもよりますが、一生モノとして使うのは少々難しい素材です。
その分馴染むのも早いので、そこをどう捉えるかで羊革の価値は変わってきます。
軽量で柔らかく、保温性が高いので、防寒用の衣類に適しています。
ラムレザー、ベビーラムと若くなるほど軽さと柔らかさが増し、キメも細かいので高級感が出ます。
反面、強度は高くないので、他の革素材と比べると寿命は短い可能性があります。
まとめるよ
羊革・シープスキン・ラムレザー・ベビーラムは羊の皮革の総称。
強度は低めだが、軽くて柔らかくて暖かい、防寒衣類に適したレザー。
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