ホールカット
革辞典サムネ

ホールカット

簡単に説明するよ

ホールカットとは

 靴のデザインで、縫い目がかかとにしかない、一枚革で作られたデザインのこと

です。

詳しく説明するよ

革靴はTPOで使い分けられるように、様々なデザインがあります。

その中でも靴のつま先部分のデザインを『トゥデザイン』と言います。

つま先部分の装飾やパーツの組み合わせでトゥデザインは変わります。

靴の印象や、TPOにふさわしいかは『トゥデザイン』『カラーリング』でほとんど決まります。

左から

①ストレートチップ

②ウィングチップ

③Uチップ

④プレーントゥ

⑤ストレートチップ(マーブルカラー)

トゥデザインという概念ではなく、アッパーを1枚の革で包んだデザインを

『ホールカット』と言います。

ホールカットの特徴

シンプルなデザインですが、おしゃれ重視のデザインなのでフォーマルな場には向いていません。

靴のアッパーの表面積分、靴に使えるような傷の少ない大きな革が必要で、

さらに1枚の革を皺を作らずに靴のカーブに沿って靴を作らなければいけないので、職人の高い技量も必要です。

珍しいデザインで技術も詰まっているため、少々高価です。

まとめるよ

靴のデザインはいろいろあって、つま先部分のデザインをトゥデザインと言う。

トゥデザインという概念ではなく、縫い目無しで1枚の革をかかと部分で縫い合わせたデザインを

ホールカットと呼ぶ。

革好き3流エンジニア
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