革のダイヤモンドとも言われる、美しく強い革『コードバン』
世界のいろんなタンナーがコードバンを卸していますが、その中でも2台巨頭となるのが、
アメリカホーウィン社の『シェルコードバン』と日本の新喜皮革社(しんきひかくしゃ)の『国産コードバン』です。
今回は日本が誇るコードバンタンナー『新喜皮革コードバン』を使用した財布ブランドを紹介していきます。
・コードバンタンナー「新喜皮革社」とは
・新喜皮革コードバンを使ったおすすめの財布ブランド
自分で使うのも好き。人のを見るのも好き。
新喜皮革コードバンの製品も所持しています。
『コードバン』とは
そもそもコードバンって?
コードバンは馬のお尻の部分の革です。
ただ、馬のお尻なら全てコードバンになるわけではなく、農耕馬のお尻の皮の2mm程度の厚さの『シェル(貝殻)』や『めがね』と呼ばれる部分を削りだしたものだけがコードバンになります。
名前の由来ですが、皮を採取すると下の画像の一番右のような形になります。
この形が貝殻やめがねに似ていることから、『シェル(貝殻)』や『めがね』と呼ばれています。
コードバンは希少な革
農耕馬である理由ですが、サラブレッドのような走ることが得意な馬だと筋肉が引き締まっており、製品として使えるほどのコードバンが取れないからです。
自然に近い状況で育った農耕馬からのみ、コードバンが採れます。
馬肉として育てている農耕馬から採っているので、その分流通が少ないのです。
世界的にも馬肉の流通は牛肉や豚肉に比べて少なく、さらにお尻の一部分の中の2mmの層を削り出しているんですね。
削り出しにも技術が必要で、傷をつけずに採るのは非常に難しいそうです。
その為、コードバンは希少性が高く、一般的に革製品に使われている牛革よりも高価になっています。
コードバンは他の革とは構造が違う
通常、牛や馬の革は2層構造になっています。
「2枚の革が重なってるの?」と勘違いしてしまいますが、そうではなく、 『表面(銀面)』と『裏面(床面)』が重なった状態を2層構造といいます。
一般的な革は、画像の『銀面』と『床面』が重なった状態を「1枚の革」として加工しています。
加工前の革や、裏張りしていない革製品を見るとわかりますが、片面はツルツルで、反対側はザラザラしてますよね?
ツルツルしてるのが『銀面』、ザラザラしてるのが『床面』です。
「1枚の革」と言っても厳密には分かれているので、長年の使用に伴う「折り曲げ部分の皺」や「型崩れ」の原因になってしまうんですね。
コードバンは少し違って、馬のお尻には『銀面』と『床面』の間に『網状層(コードバン層)』という固いコラーゲンの層があります。
『銀面』と『床面』を丁寧に削り取って、間にある厚さ1mm~2mmの『網状層(コードバン層)』を使います。
単層構造のため、表裏という概念がありません。
重なっていないので、皺もできにくく、型崩れもしにくいのです。
コードバンのメリット(良いところ)
1.希少な部位
前述で説明しましたが、流通の少ない革なので、友人や知人とは違うレザーを使えます。
「ワニやトカゲは好みじゃないけど、みんなと一緒は嫌」ならコードバンはピッタリ。
2.強い光沢、ツヤ
「革のダイヤモンド」と言われるほど、光沢が強いです。
使い込むほどにギラギラと輝きが増していきます。
3.牛の3倍も頑丈
牛革の3倍も丈夫だと言われています。
曲げや引っ張りに強いので、型崩れしにくく、破れる事もめったにありません。 長く大切に使いたい方にはおすすめです。
4.軽く、しなやか
コードバン層が厚さ1mm~2mmしかないので、必然的に軽いです。
柔らかすぎず、使い心地の良い硬さなので、財布などの小物は手にフィットします。
コードバンのデメリット(悪いところ)
1.高価
希少な部位なので仕方ありませんが、価格が高いです。
ブランドのショップを見ても、一番高いのはコードバン製品であることが多いです。
2.水に弱い
「革は濡らしちゃダメ」は知っている方が多いと思いますが、コードバンは特に水が苦手です。
濡れると光沢がなくなり、曇ったような見た目になってしまいます。(手入れすれば復活します)
日本のタンナー『新喜皮革社』
新喜皮革社は1951年に日本の兵庫県姫路市にて新田 芳希さんが設立した、社員数16名という少数精鋭のタンナーです。
革の鞣しから仕上げまで靴や財布に加工する前までの、すべての工程を最高品質の素材を使って、熟練の職人が革を仕上げています。
新喜皮革社は馬革専門のタンナーで、欧州の馬皮を輸入し『ホースハイド』もしくは『コードバン』に仕上げています。
コードバンは2種類生産しており、顔料仕上げの『オリジナルコードバン』と、染料仕上げの『オイルコードバン』です。
「馬革のみ取り扱い、コードバンを生産できる」のは世界で新喜皮革社のみで、世界でも人気のレザーです。
新喜皮革社の『オイルコードバン』
最高クラスと言えるコードバンを提供しているタンナーは2社あります。
日本の『新喜皮革』社とアメリカの『ホーウィン』社です。
他にもコードバンを卸しているタンナーはありますが、『最高クラスのコードバン』となるとこの2社です。
この2社はどちらが優れているというわけではありませんが、それぞれ特徴があります。
新喜皮革 水染(オイル)コードバン
透明感のある染色で、色ムラがほとんどない、丁寧な鞣しをしています。
質感は「カチッ」とていて固めです。
使い込むと染料が落ちてきて茶色に近くなってきます。
国産なので、輸入時の税金分少し安いです。
ホーウィン シェルコードバン
色ムラや個体差が激しく、ワイルドな仕上がりです。
質感は張りがありつつも、曲がりやすいです。
使い込むと色が濃くなり、黒や濃茶に近づきます。
知名度ナンバー1の憧れのレザーです。
どちらがいいかは完全に好みなので、気になる方を選んでください。
オイルコードバンは他の革では見られない透明感や色の深みがあります。
染料で調色した後に、特別なオイルを含んだコードバンの表面に薬品を塗布し、定着後にガラスの棒を用いて摩擦・平滑にすることで美しい仕上げとなっています。
これを『グレージング』と言います。
職人技が求められる、非常に難しい工程をクリアすることにより、質の高いコードバンを生産しています。
最初は透明感があり美しい革ですが、エイジングしていくと、ギラッとした強い光沢が出てきます。
染料が汗や日光で破壊されることで、コードバン本来の茶系の色味が強くなっていきます。(黒色はあまり色の変化はありません。)
『新喜皮革』はコードバンを買ううえでブランド名みたいなものなので、使用している場合は
『新喜皮革コードバン』と記載することが多いです。
もし気になった商品がどこの革か分からなければ、生産ブランドや取扱店に問い合わせると教えてくれると思います。
ホーウィン社のシェルコードバンは『シェルコードバン』とシンプルに書いてあるので、注意しましょう。
新喜皮革社の『オリジナルコードバン』
オイル仕上げではなく、顔料仕上げのコードバンです。。
革の仕上げには大きく『染料仕上げ』と『顔料仕上げ』があります。
染料は字の通り、革を染めて色を付けます。
対して顔料は、革の上に色を乗せて色を付けます。
何が違うの?と思ってしまいますが、使用するうえでの注意点や特徴が大きく違います。
染料仕上げ
革本来の表面が見えるため、毛穴や血筋などが見えることがあります。
使用に伴い艶が増し、経年変化を楽しめます。
水を吸ってしまうので、汗や雨に注意が必要です。
使用に伴い水分や油分が抜け、乾燥すると劣化が早まるので、定期的な手入れが必要です。
顔料仕上げ
上からペンキを塗っているイメージに近く、革についている傷などはほぼ見えません。
革本来の風合いはあまり感じられず、経年『変化』ではなく、『劣化』していきます。
水を吸いにくいので、汗や雨を過度に気にする必要がありません。
手入れはブラッシングのみでも十分です。
機能性においては顔料仕上げの方が優れています。
コードバンはランドセルにも使われる革ですが、ほぼ100%顔料仕上げの革が使われています。
子供に6年間も雑に使われても耐える必要があるので、もともと丈夫なコードバンに顔料のコーティングで水に強く手入れ不要にしているんですね。
ただ、筆者は財布や靴などの小物には染料仕上げのコードバンをおすすめしています。
理由は、
・顔料仕上げは折り曲げに弱く、革に乗った顔料がひび割れてしまうから
・経年変化を楽しめないから
小学生のころ、ランドセルに座ったりと雑に扱っている子っていませんでしたか?
その子のランドセル、ひび割れてボロボロになってたと思います。
丁寧に扱っている子でも、小さなひび割れは出ることが多いです。
これは顔料が劣化し、割れてしまっている状態です。
革に染色はしていないので、顔料が劣化するとこんな見た目になってしまいます。
2万、3万、もしくはそれ以上の価格で買った財布が3年でこんな風になったら嫌ですよね。
もちろん染料仕上げの革でも手入れを怠れば同じような状態になる事もあります。
ですが最低限の手入れをしていれば、コードバンであれば10年は絶対に耐えてくれます。
その間に徐々に経年変化していき、「自分が育てた革小物」へと成長していきます。
私はこれが革の醍醐味だと思うので、染料仕上げをおすすめします。
新喜皮革コードバンのおすすめ財布ブランド
※ブランドごとに各項目を評価していますが、「ブランドに対して」の評価ではなく、
「ブランドの新喜皮革コードバンシリーズに対して」 の評価ですので、ご了承ください。
確実なクオリティの有名ブランド
1 Ganzo(ガンゾ)
関連記事 【2022年】Ganzoのおすすめ財布16選|自分へのご褒美やプレゼントに
『コードバン』『コードバンルチダ』『コードバンオーセンティック』という3つシリーズが出ています。
全て外装にコードバンを使用し、内装がシリーズごとに違う革が使われています。
札入れ内部や小銭入れ内部のライニング(内張り)に黄色いヌメ革が使われています。
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- ①クオリティ
- 5
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- ②機能性
- 5
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- ③サイズ展開
- 5
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- ④デザイン
- 4
-
- ⑤価格
- 3
①クオリティ ★★★★★ 縫製やコバの仕上げは世界でもトップクラス
②機能性 ★★★★★ 十分な収納力と軽さを両立している
③サイズ展開 ★★★★★ コインケースから長財布まで展開
④デザイン ★★★★★ カラーは4色展開、デザインはスマート
⑤価格 ★★★☆☆ 小銭入れで約35,000円と高価格
デザインはオーソドックスで、奇抜さはありません。
価格は高めですが、破損や劣化も少なく、長く使えるお財布です。
コードバンシリーズ
外装がコードバン、内装に牛ヌメ革を使用したシリーズです。
サイズ展開も多く、ガンゾの定番品の一つです。
コードバンオーセンティックシリーズ
外装がコードバン、内装にホースハイドを使用したシリーズです。
両面馬の革で作られたアイテムです。
コードバンルチダシリーズ
両面にコードバンを使用したシリーズです。
鮮やかな色合いが特徴のアイテムです。
2 CYPRIS(キプリス)
関連記事 【2022年】キプリスのおすすめ二つ折り財布8選|自分へのご褒美やプレゼントに
17年連続で百貨店バイヤーズ賞を獲得した、価格とクオリティのバランスがいいブランドです。
札入れや小銭入れ内部に合皮を使用している製品もあるので、オールレザーが希望の方は確認が素材を確認してから購入してください。
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- ①クオリティ
- 4
-
- ②機能性
- 5
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- ③サイズ展開
- 5
-
- ④デザイン
- 5
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- ⑤価格
- 3
①クオリティ ★★★★☆ 縫製も美しく、頑丈ですが、合皮部分は本革と比べて劣化が早いです。
②機能性 ★★★★★ 札入れや小銭入れは大きく開き、使いやすくなっています。
③サイズ展開 ★★★★★ 小銭入れから長財布まであります。
④デザイン ★★★★★ カラー展開が多く、好みの色の組み合わせが見つかりやすいです。
⑤価格 ★★★★☆ 比較的安価です。合皮が使われている分、価格を抑えられています。
コスパを重視したブランドなので、一部合皮を使用し価格を抑えているアイテムもあります。
珍しいナチュラルコードバンや、内装の革との組み合わせで多様なデザインがあります。
オイルシェルコードバン ナチュラルコレクション
染色していない、ヌメ革のコードバンです。
傷や毛穴を染色で誤魔化すことができないので、無染色のコードバンはとても貴重です。
コードバン&シラサギレザー
内装に鮮やかな発色のキップスキン『シラサギレザー』を使用したシリーズです。
シラサギレザーはアンティーク加工により色ムラのある仕上がりです。
※一部合皮使用
コードバン&ヴァケッタレザー
内装にシボが多いヌメ革を使用したシリーズです。
ヴァケッタレザーはオイルが多く含まれているため、使用に伴いあめ色に変化していきます。
コードバン&ルーガショルダー
トラ(しわ模様)が多いルーガショルダーを内装に使ったシリーズです。
革自体のしわ模様のため、同じ模様は2つと無い、革本来の風合いが楽しめるレザーです。
3 土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ)
もともとはランドセルの製造から始まったブランドです。
ランドセル=丈夫、コードバンなので、コードバンの扱いは間違いないでしょう。
実店舗も多いので、手に取って選ぶこともしやすいブランドです。
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- ①クオリティ
- 3
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- ②機能性
- 3
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- ③サイズ展開
- 5
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- ④デザイン
- 5
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- ⑤価格
- 3
①クオリティ ★★★☆☆ 雑さは全くありませんが、同価格帯のブランドと比べ、チープさがあります。
②機能性 ★★★☆☆ 可もなく不可もなくと言った作りです。
③サイズ展開 ★★★★★ 用途に合わせて様々なサイズが展開されています。
④デザイン ★★★★★ カラー展開が多く、好みの色の組み合わせが見つかりやすいです。
⑤価格 ★★★☆☆ どちらかと言えば高価です。
同価格帯の財布と比べると、細部へのこだわりが少し弱く感じますが、日本製らしく丁寧で長く使える財布になっています。
コードバンシリーズ
ネイビーやグリーンなど、明るい色のコードバンを採用した財布です。
内装にソフト牛ヌメを使用しています。
ベルコードシリーズ
内装に型押しキップを使用しています。
ビジネス向けのシックなモデルです。
4 YUHAKU(ユハク)
まるで美術品のようなグラデーションのあるカラーリングのブランドです。
YUHAKU独自の手染め技術で、深みがあり、手染めのため全く同じものは無く、ある意味一点ものともいえるお財布です。
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- ①クオリティ
- 5
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- ②機能性
- 4
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- ③サイズ展開
- 5
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- ④デザイン
- 5
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- ⑤価格
- 3
①クオリティ ★★★★★ 縫製も美しく、頑丈ですが、合皮部分は本革と比べて劣化が早いです。
②機能性 ★★★★☆ 札入れや小銭入れは大きく開き、使いやすくなっています。
③サイズ展開 ★★★★★ 小銭入れから長財布まであります。
④デザイン ★★★★★ カラー展開が多く、好みの色の組み合わせが見つかりやすいです。
⑤価格 ★★★★☆ 比較的安価です。合皮が使われている分、価格を抑えられています。
透明感があり、透き通るような光沢と、グラデーションのあるカラーリングで、お洒落なデザインのブランドです。
デュモンド
内装に国産牛革を使用したシリーズです。
YUHAKUは札入れや小銭入れ内部に布を使用することが多いですが、デュモンドシリーズはオールレザーで作られています。
ディアマント
内装に高級キップスキンを使用したシリーズです。
一部の裏張りに布を使用し、軽量化とスリム化をしたシリーズです。
コスパの高いブランド
5 FUJITAKA(フジタカ)
少し丸みを帯びたデザインが特徴のブランドです。
コードバンを使ったモデルはいくつかあり、新喜皮革のコードバンを使ったモデルには『新喜皮革』のロゴが刻印されている、貴重なブランドです。
使っていくうちに光沢が出る、マット仕上げのコードバンを使っています。
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- ①クオリティ
- 4
-
- ②機能性
- 4
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- ③サイズ展開
- 2
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- ④デザイン
- 3
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- ⑤価格
- 3
①クオリティ ★★★★☆ 日本製らしく、丁寧に作られています。
②機能性 ★★★★☆ カード入れに曲線を付けるなど、細部に工夫があります。
③サイズ展開 ★★★☆☆ 小銭入れ、二つ折り財布、長財布2種と、必要最低限のラインナップです。
④デザイン ★★★☆☆ カラーは暗めの色のみ。内装もミネルバボックスのみです。
⑤価格 ★★★☆☆ 二つ折り財布で約5万円なので、どちらかと言えば高価な部類です。
王道の形の中に小さな工夫をし、愛着を持って長年使用できる財布を作っています。
ガーネット
内装にガンゾと同じミネルバボックスを使用したシリーズです。
新喜皮革の刻印がある唯一のブランドなので、革好きにはわかる一品です。
6 KUBERA(クベラ)
サメやエイ、ワニなどのエキゾチックレザーの展開も多いブランドです。
オレンジやグリーンと、発色のいい明るい色のコードバンも展開しており、
女性が持っていても違和感のないデザインです。
1年保証がついているので、故障リスクも低く安心して使用できます。
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- ①クオリティ
- 4
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- ②機能性
- 3
-
- ③サイズ展開
- 2
-
- ④デザイン
- 5
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- ⑤価格
- 5
①クオリティ ★★★★☆ コバ処理にこだわりがあり、美しい外観です。
②機能性 ★★★☆☆ 一般的な形で、問題なく使用できます。
③サイズ展開 ★★☆☆☆ L字ファスナーがありますが、二つ折り財布の展開がありません。
④デザイン ★★★★★ 明るい色も採用しており、男性にも女性にもおすすめです。
⑤価格 ★★★★★ 他ブランドと比べ、安価に購入できます。
コバ処理も美しく、クオリティの高いお財布が購入できます。
コードバンシリーズ
外装にレーデルオガワ仕上げのコードバン、内装にカーフレザーを使用しています。
どちらも頑丈で艶が出やすいので、高級感のある財布になります。
型押しコードバンシリーズ
国産コードバンに型押し加工を施し、繊維の密度を上げたシリーズです。
もともと頑丈なコードバンがさらに丈夫になり、傷もつきにくく目立ちにくいアイテムです。
7 K.T.LEWISTON(KTルイストン)
シェルコードバンで有名な『ALDEN(オールデン)』の輸入総代理店である『LAKOTA(ラコタ)』の革小物ブランドです。
新喜皮革のコードバンをあえて毛羽立たせた加工をした、『ラフコードバン』を展開しています。
コードバンを使用したベルトや革小物に注力しており、落ち着いたデザインながらも細部にこだわっています。
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- ①クオリティ
- 4
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- ②機能性
- 3
-
- ③サイズ展開
- 2
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- ④デザイン
- 5
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- ⑤価格
- 5
①クオリティ ★★★★☆ 均一な縫製で、美しくほつれにくい財布です。
②機能性 ★★★☆☆ 一般的な形で、問題なく使用できます。
③サイズ展開 ★★☆☆☆ 長財布、二つ折り財布の2つのみです。
④デザイン ★★★☆☆ ナチュラルと黒のみの展開です。
⑤価格 ★★★★★ 他ブランドと比べ、安価に購入できます。
マットな仕上げのコードバンで、使用に伴い毛羽立ちが寝て、強い光沢が出てきます。
ラフコードバン
あえて表面をザラつかせた、ラフコードバンを使用しています。
変化が早く、透明感のあるエイジングをし、徐々に手に馴染んできます。
8 CIMABUE(チマブエ)
「こだわりのスタイルを持つ大人の男性に向けたバッグブランド」をコンセプトにしたブランドです。
クロコダイルやガルーシャ(エイ)など、エキゾチックレザーから、コードバンやブライドルレザーなどのスムースレザーも展開しています。
コバを4重に塗るなど、美しく丁寧に仕上げており、落ち着いたデザインのお財布です。
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- ①クオリティ
- 4
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- ②機能性
- 3
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- ③サイズ展開
- 4
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- ④デザイン
- 4
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- ⑤価格
- 4
①クオリティ ★★★★☆ コバを重ね塗りするなど、細部にこだわっています。
②機能性 ★★★☆☆ 一般的な形で、問題なく使用できます。
③サイズ展開 ★★★★☆ 長財布、二つ折り財布+ミニ財布やコインケースを展開しています。
④デザイン ★★★★☆ チマブエのオリジナルカラーの展開があります。内装はヌメ革のみです。
⑤価格 ★★★★☆ 比較的安い値段設定です。
フィニッシャーである『レーデルオガワ』と競合し、チマブエだけのグラデーションのかかったオリジナルカラーのコードバンが楽しめます。
アニリンコードバン
外装をレーデルオガワのオリジナルカラーのコードバン、内装を牛ヌメ革で仕上げた財布です。
黒以外はどの色も明るく発色の良いカラーです。
まとめ
今回は日本が誇るタンナー『新喜皮革』のコードバンについて、説明とおすすめの財布を紹介しました。
新喜皮革のコードバンは透明感のある美しさだけでなく、非常に丈夫で一生モノのアイテムです。
ぜひ妥協せずに選んでください!
こちら参考になったら幸いです^^