馬具にも使われるほど頑丈な【ブライドルレザー】を使用した財布ブランド１３選｜堅牢で力強い光沢～プレゼントやご褒美に～

元々は乗馬用の馬具として使われていた『ブライドルレザー』

ヨーロッパを中心にいろんなタンナーがブライドルレザーを卸しています。

今回は頑丈で力強い光沢を魅せる『ブライドルレザー』を使用した財布ブランドを紹介していきます。

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『ブライドルレザー』とは

そもそもブライドルレザーって？

ブライドルレザーは牛の皮を鞣す際に蝋やグリスなどの油脂成分をたくさん染み込ませたレザーです。

例外もありますが、ブライドルレザーは皮の銀面を削ってから鞣します。

これによって油脂成分が染み込みやすくなり、銀面を削ったことによる革の耐久性もクリアします。

最初の内は油脂成分がブルームと言う白い粉となり革から浮き出てきます。

カビやデザインにも見えますが、ブルームは徐々に革に馴染んでいき、最終的には全くでなくなります。

ブルームが馴染むと蝋が薄く革にコーティングされるので、強い光沢が出ます。

油分が多く、自分で蝋のコーティングをするので、お手入れをあまりしなくても綺麗にエイジングしてくれる、革の初心者にも安心して使えるレザーです。

もとは馬具として使われていた

ブライドルレザーの起源は、乗馬用の馬具です。

頭に着ける頭絡や手綱に使われていました。

そのため、水（雨）に強く、引っ張りや衝撃に負けない革である必要がありました。

革に染み込ませた蝋により、水が染み込みにくくなり、

グリスなどの油分により、強い不可がかかっても千切れる前に革が伸びて耐えるという特徴があります。

ブライドルレザーのメリット（良いところ）

コードバンのデメリット（悪いところ）

ブライドルレザーを製造するタンナー

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J&E セジュイック社/セドウィック社

セジュイック社は1900年に創業した、イギリスのタンナーです。

セジュイック社のブライドルレザーは世界でトップクラスのシェアを獲得しています。

製造工程を全て公開している数少ない会社です。

透明感があり、傷やシワが少ないのが特徴です。

➤セジュイック社HP

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Ｊ・ベイカー社

Ｊ・ベイカー社は1862年に創業した、イギリスのタンナーです。

肩部分の皮を使用している為、トラが多く柔軟性に優れています。

また、蝋分が多く含まれていますが、ブルームがあまり出ないのも特徴です。

➤Ｊ・ベイカー社HP

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メトロポリタン社

メトロポリタン社は1919年に創業した、イギリスのタンナーです。

日本ではあまり見かけないレザーで、注文を受けてから革を仕上げ、降ろします。

ブルームが多く、革の特性を活かしています。

➤メトロポリタン社HP

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トーマスウェア社

トーマスウェア社は1840年に創業した、イギリスのタンナーです。

革の内部まで染色した『芯通し』加工もあり、傷が目立ちにくい特徴があります。

➤トーマスウェア社HP

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クレイトン社/スパイヤー社

クレイトン社は1840年に創業した、イギリスのタンナーです。

現在はスパイヤー社に名前が変わっています。

革の表面にブラッシングの跡があり、独特な表情が特徴です。

➤クレイトン社HP

ブライドルレザーのおすすめ財布ブランド

※ブランドごとに各項目を評価していますが、「ブランドに対して」の評価ではなく、
「ブランドのブライドルレザーシリーズに対して」 の評価ですので、ご了承ください。

確実なクオリティの有名ブランド

１

Ganzo(ガンゾ)

シンブライドルシリーズ

外装にセジュイック社のブライドルレザー、内装にミネルバボックスを使用したシリーズです。
シン（薄さ）にこだわったガンゾの定番品の一つです。

AVON（エイボン）シリーズ

トーマスウェア社の芯通しブライドルレザーを全面に使用したシリーズです。
前述のシンブライドルより厚みがありますが、硬くがっしりとしたブライドルレザーらしい一品です。

２

土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ)

ブライドルシリーズ

外装にセジュイック社のブライドルレザー、内装に牛革のソフトヌメを使用しています。
縫い糸を革と同系色にし、シックな見た目になっています。

３

Wildswans(ワイルドスワンズ)

フルグレインブライドルシリーズ

J・ベイカー社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
銀面を削らずに加工しているので、生前の傷や血筋が残るワイルドな仕上がりになっています。

イングリッシュブライドルシリーズ

ウィケット＆クレイグ社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
柔軟性があり始めから手に馴染むように使えます。

４

PORTER(ポーター)

ビルブライドルシリーズ

全面にトーマスウェア社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
厚めの革が使われているので、最初は使いにくいですが、徐々に馴染んでいく過程を楽しめます。

５

GLENROYAL(グレンロイヤル)

ブライドルシリーズ

全面にクレイトン社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
財布の機能によって5種類の厚さを使い分け、ストレスの少ない使用感になっています。

エンボスブライドルシリーズ

クレイトン社のブライドルレザーにエンボス（型押し）加工したシリーズです。
傷やしわが目立ちにくく、艶感はしっかり楽しめるレザーです。

６

ETTINGER(エッティンガー)

ブライドルシリーズ

外装にオリジナルのブライドルレザー、内装に馬革を使用したシリーズです。
内装は黄色いレザーですが、外装は7種類もカラーが用意されており、好きな色を選ぶたのしさがあります。

７

Whitehousecox(ホワイトハウスコックス)

Sシリーズ

外装、内装ともにＪ・ベイカー社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
硬めでがっしりとした仕上げが特徴です。

コスパの高いブランド

８

CORBO(コルボ）

フルグレインブライドルシリーズ

外装にJ・ベイカー社のフルグレインブライドルレザー、内装にヴァケッタレザーを使用したシリーズです。
銀面を削らずに加工しているので、生前の傷や血筋が残るワイルドな仕上がりになっています。

イングリッシュブライドルシリーズ

セジュイック社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
荒々しいブルームが特徴で、馴染むと徐々に光沢を帯びてきます。

９

FUJITAKA(フジタカ）

ジョセフ ブライドルシリーズ

外装にトーマスウェア社のブライドルレザー、内装に牛シボ革を使用しています。
革の質感とカラーでアクセントを楽しめる財布です。

１０

SLOW(スロウ）

ブライドルシリーズ

全面にトーマスウェア社のブライドルレザーを使用したシリーズです。
角は丸みを帯びており、少し柔らかい印象のデザインです。

１１

CIMABUE(チマブエ）

ブライドルシリーズ

キルガー社のブライドルレザーを使用した財布です。
同色で統一されており、シックなデザインです。

とにかく安く買えるブランド

１２

BRITISH GREEN(ブリティッシュグリーン）

ブライドルシリーズ

セジュイック社のブライドルレザーを使用した財布です。
内装はヌメ革を使用しています。

１３

GORBE(ゴルベ）

ブライドルシリーズ

メトロポリタン社のブライドルレザーを使用した財布です。
内装はヌメ革を使用しています。

まとめ

今回はイギリスを第行する革『ブライドルレザー』について、説明とおすすめの財布を紹介しました。
ブライドルレザーは頑丈なだけでなく、徐々に増していく光沢を楽しめる非常に丈夫で一生モノのアイテムです。
ぜひ妥協せずに選んでください！
こちら参考になったら幸いです＾＾