![【靴の手入れ】LEXOLレザークリーナーで革靴を丸洗い<実践編>[2018-03-31]](https://xn--3-j8tqmxa4f8eomw67zhgtbld2f.com/wp-content/uploads/2022/06/キャプチャ7.png)
2018年3月31日 (ブログ移行のため、投稿日とずれがあります。)
前の記事で靴の丸洗いの心構えを書きました!
この記事では僕が実際に丸洗いした工程を紹介していきます!
用意するもの
水を溜める容器
靴両足がすっぽり入るサイズがおすすめ。
風呂桶を利用してもOK
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スポンジ
クリーナーを泡立てるために使います。
5個セットなどの安いものでOK
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使い捨て歯ブラシ
指が届かない部分をこするために用意しましょう。
新品の安いものでも、掃除用にとっておいた使用済みのものでもOK
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靴磨き用クロス
丸洗い後、クリームを塗りこみます。
普段靴磨きしている方は同じもので大丈夫です。
僕は着古したTシャツで代用しています。
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LEXOLレザークリーナー/コンディショナー
主役です。
汚れ落としに加えて栄養補給もできます。
ほかに革を水ありできる製品として「サドルソープ」があります。
靴クリーム
乾燥中、乾燥後の保湿に使います。
ワックス
完全に乾いた後に使用します。
靴の艶出しなどの効果がありますが、必須ではありません。
レザーローション
カビ止め、保湿効果があります。
乾燥中のカビ発生のリスクを抑えられますが、必須ではありません。
靴用汚れ落とし
丸洗い前に、あらかじめ取れる汚れは取っておきましょう。
上に書いたレザーローションにも汚れ落としの効果がありますが、
少々弱めの効果になっています。
以上を使用します。
手順
1.汚れ落とし
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普段の靴磨きと同じように、靴の汚れを落とします。
丸洗いの工程でも落とせますが、先に汚れ落としをしておいた方がよいです。
ワックスや汚れが付いたままだと水は吸いにくいし、
丸洗いは革の奥に入り込んだ汚れを取るためなので、表面の汚れを取るのには適していません。
2.水を浸透させる
※必須の工程ではないので、飛ばしてもOKです。
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まずはしっかりと革に水分を染み込ませます。
これは本来必須ではなく、乾燥した状態でLEXOLレザークリーナーを
使用するのがメーカーが出している使用法です。
染み込ませるメリットは
・銀浮きの予防・改善
・潮吹きの予防・改善
・古いクリームなどの汚れが落ちやすくなる
・靴の奥の方など、手入れしにくい部分を水で流せる
・靴の皺を薄くする
です。
前の記事で書いたようにリスクや手間もありますが、
メリットも大きいのでお勧めです!
3.レザークリーナーで汚れを落とす
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濡らしたスポンジにレザークリーナーをとって、泡立てます。
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スポンジで靴をこすっていきます。
泡が減ってきたと感じたらクリーナーを足していきます。(スポンジは泡だらけの状態を保ちます)
※スポンジの種類によっては汚れ落としようの摩擦が強い面と、泡立て用の柔らかい面があります。
革が痛む原因になるので、柔らかい面でこすってください。
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内側も忘れずこすります。
コバ周りや内側など、手が届きにくい箇所は歯ブラシを使ってこすっていきます。
泡はけっこう早く消えていきます。
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全体的に3回ずつ汚れ落としができたら、泡を落としていきます。
4.泡を落とす
2通りの方法があります。
・布で泡をふき取る
・水ですすぐ
LEXOLレザークリーナーは保湿の成分もあるので、水ですすぐ必要はありません。
泡がそのままだと白く固まってしまうかもしれないので、全体を布でふき取っていきましょう。
僕は何となく気持ち悪いので、水で流しています。
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5.乾燥させる
乾燥させるため、写真のようにかかとを下に壁に立てかけます。
場所は日陰で風通しの良い場所にしましょう。
(写真は日向ですが・・・)
この時、シューツリーを入れてあげると履き皺を伸ばせますし型崩れも防げます。
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半日に1回ほど乾き具合を確認します。
余裕があれば、乳化性クリームやデリケートクリームを薄く塗り、
カビ止め剤が入っているローションを内側に塗っておきます。
6.保湿
乾燥後は丸洗い前と比べて革の中の油分が抜けてしまっています。
レザーコンディショナーとクリームで保湿していきます。
クリームはブートブラックの乳化性クリームを使用します。
(すみません、レザーコンディショナー使用時の写真を撮り忘れました)
レザーコンディショナーは指や布にとって、薄く延ばすように塗りこんでいきます。
塗りすぎるとべたつくので、少しずつ取っていきましょう。
乳化性クリームも適量を取って豚毛ブラシで塗りこんでいきます。
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革底なので、ソールにもクリームを入れます。
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コバには色付きのクリームを塗っていきます。
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後はお好みに合わせて、ワックスで鏡面磨きをしたり、
コバインキで補色していってください。
7.完成
丸洗い前より革が「もちっ」として触感になりました。
今回は靴のトラブルはありませんでしたが、以前潮が吹いて白い粉が出た時や、
銀浮きでつま先部分がボコボコになった時に、この丸洗いで改善しました!
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なかなか水洗いはハードルが高いですが、古い汚れもごっそり取れて気持ちがいいので、
ぜひ試してください^^